毎日、広告の数字と睨めっこしていますが、最近特に顕著になっていることがございます。それは…
ご存知の方多いかと思いますが、
ios14アップデート以降、トラッキング情報については個人情報の観点から情報取得にはユーザーの許可が必要
になって来ています。
今までは、個人やデバイスを特定するような情報、どのウェブサイトを閲覧していたかなどのトラッキング情報の取得に制限はありませんでしたが、最近は、iPhoneを操作していると「他社のAppやWebサイトを横断してあなたのアクティビティの追跡することを許可しますか?」というポップアップが出てくるようなり、個人情報保護の観点から、トラッキング情報取得には制限がかかるようになってきています。
このようなポップアップが出ると、ほとんどの人は「許可しない」を選択すると思われます。
今までのSNS広告は、このトラッキング情報をもとにAIが最適なユーザーを見つけて広告配信を行ってきましたが、今後この精度は落ちるのではないかと考えています。
直近の対策としては何が必要か?
トラッキング情報の取得については、iosに限った話ではなく、今後ますます広がる傾向にあります。
その為、目先の対策として「Googleアナリティクス(GA)」を導入して、複数のツールを使ってCV計測を行い、CV数をキチンと把握できるように計測精度を高める事が必要です。
せっかくCVが取れているにもかかわらず、数値として計上出来ていなければ、正確なCV数、CPA(コンバージョン単価)、CVR(コンバージョン率)を把握できません。
そうなると、今出稿している広告が最適なのか、ランディングページの改善は必要無いのか等の判断が出来なくなってしまいます。
なので、まずは広告の数値をキチンと把握できる環境を用意することが望ましいと考えます。
今後の広告運用に必要なものは?
そして、今後の広告運用としては、今までのようなトラッキング情報に基づいた機械学習(AI)に頼るのではなく、様々なバリエーションのクリエィティブをテストし、反応の良いものをいかに効率よく見つけ出すことが出来るかが大事だと思います。
反応がよいクリエイティブとは?
「反応がよいクリエイティブってどんなのですか?」とよく聞かれますが、すぐこんなクリエイティブですとはなかなか言えないと思っています。
なぜかと言うと、出稿する商品やサービス、そしてターゲットによっても反応が変わる為、実際に市場に出して反応見てみないと正解が分からないからです。
なので、複数パターンを用意してテストしながら、反応が良いものをいち早く見つけていく作業が大事になってきます。
クリエイティブの何をテストするの?
クリエイティブでは何をテストしていくかというと広告文を構成している「見出し」「広告文」「バナー・動画」になります。
私の場合は、デザイナーでもある為、バナーを中心にテストをしていきます。
広告クリエイティブは大きく3つで構成されています。
クリエイティブのテストパターン
バナーをテストする際にどのようなパターンと出していくかと言うと、過去のブログに書いているのでよろしければ見ていただければと思います。
この時は、15パターンを用意してテストを行いましたが、今はそこまで行わず多くて8パターンでテストを行います。
8パターンの中からチャンピオンクリエイティブを見つけ出します。
このチャンピオンクリエイティブをベースに新たなバナーを作成し、広告の反応をさらに高めていく運用を行います。
最後に
まとめとして
- 個人情報保護の観点から個人のトラッキング情報取得は難しい状況にある。
- トラッキング情報をベースとした広告運用は限界が来る。
- CV数などの数値を確実に拾い上げる環境が必要。
- 今後の広告運用はいかに反応の良いクリエイティブを効率よく見つけ出すかが求められる。
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