こんにちは、カスタム企画の伊東です。
LP（ランディングページ）や広告を作るとき、一番頭を悩ませるのは「キャッチコピー」ではありませんか？
- 「気の利いた言葉が出てこない」
- 「どう伝えれば魅力的に響くのか分からない」
- 「パソコンの前で1時間もフリーズしてしまった…」
そんな経験、誰にでもありますよね。 なぜ難しいかと言うと、ゼロから自分の頭だけで「売れる言葉」をひねり出そうとするからです。
実は、プロのマーケターほど、自分でゼロから考えたりしません。 ではどうしているのか？ 答えはシンプルです。「お客様の声」をそのままコピーに使うのです。
今回は、お客様の声を活用して、売れるキャッチコピーを瞬時に作る方法についてお話しします。
売り手の言葉より「お客様の言葉」が強い理由
私たちが一生懸命考えた「カッコいいコピー」よりも、実際にお金を出して購入したお客様の「生の声」の方が、圧倒的に売れる言葉になります。
なぜなら、売り手の言葉は「売り込み」に聞こえますが、お客様の言葉は「共感」を生むからです。
- 売り手： 「最新技術による高密度吸引を実現した掃除機です」
- 買い手： 「カーペットに絡みついた猫の毛が、一瞬で取れてスッキリしました！」
どちらが「欲しい！」と思うでしょうか？ 後者の「お客様の実感」の方が、具体的でイメージが湧きますよね。
数字で証明された「お客様の声」の威力
感覚だけでなく、データでもその効果は証明されています。 アメリカのノースウェスタン大学の研究によると、商品を提案する際に「お客様の声」を活用することで、以下のような結果が出たそうです。
- 低価格商品： コンバージョン（成約率）が ＋190% 上昇
- 高価格商品： コンバージョン（成約率）が ＋380% 上昇
なんと、約3.8倍も成約率が変わるのです。 高額な商品ほど、購入に失敗したくない心理が働くため、第三者の声（社会的証明）が強力な後押しになります。
これを使わない手はありませんよね。
キャッチコピーはお客様に書いてもらおう
「キャッチコピーが思いつかない」と悩んでいるなら、過去のアンケートや口コミを見返してみてください。 そこには、あなたが思いつきもしなかった「刺さる言葉」が眠っているはずです。
意外な活用事例
私が以前、クライアント様のネット広告を運用した際、お客様のアンケートに書かれていた「一文」をそのまま広告のメインコピー（見出し）にしたことがあります。
私が一生懸命考えたコピーよりも、その「お客様の言葉」を使った広告の方が、クリック率も獲得数も圧倒的に高くなりました。 お客様は、お客様自身の言葉に一番反応するのです。
「アイデアが出てこない…」と悩む必要はありません。 答え（売れる言葉）は、既にお客様が持っています。
まとめ：お客様の声は最強の資産
今回のポイントをまとめます。
- 自分の頭だけでコピーを考えない
- お客様のリアルな言葉は、売り込み臭さを消し、共感を生む
- 高価格商品ほど、お客様の声を入れるとCV率が跳ね上がる
LPを作る際、ページの最後に「お客様の声コーナー」を設けるだけではもったいないです。 ぜひ、ページのトップ（ファーストビュー）や、一番目立つ見出しに、お客様の言葉を使ってみてください。
「まだアンケートを取っていない」という方は、今すぐ既存のお客様に連絡を取りましょう。 そのアンケート用紙1枚が、あなたの売上を数倍にする「最強の資産」になるかもしれません。
