こんにちは、カスタム企画の伊東です。
一生懸命作ったランディングページ(LP)。 「商品の特徴やスペックばかりを、延々と説明していませんか?」
- 「この商品はここが凄いんです!」
- 「最新の〇〇機能を搭載していて…」
- 「私がこだわり抜いたポイントは…」
自分の商品・サービスですから、愛着があるのは当然です。 「あれも伝えたい、これも知ってほしい」と熱くなる気持ち、痛いほど分かります。
しかし、残念ながら「売り手の熱量」が強すぎると、お客様は引いてしまいます。 売れるLPを作るために最も必要なのは、この熱量を一度冷静に抑え、「お客様の椅子に座って見る(客観視する)」ことなのです。
「自分のこと」は誰でも見えなくなる
「お客様目線になりましょう」 マーケティングの世界では耳にタコができるほど言われる言葉ですが、これを実践するのは至難の業です。
なぜなら、私たちは自分の商品について「知りすぎている」からです。 専門用語も当たり前、メリットも当たり前。その前提知識がある状態でLPを見ても、初めて見るお客様の「分からない」「怪しい」という感情には気づけません。
では、どうすれば強制的に「客観的な視点」を持つことができるのでしょうか?
最強の練習法:「お客様」になって他社の商品を買ってみる
一番手っ取り早く、かつ効果的なトレーニング方法があります。 それは、あなたが誰かのLPから商品を実際に買ってみる(申し込んでみる)ことです。
YouTubeやInstagramを見ていると、流れてくる広告がありますよね。 気になったものをクリックして、以下のポイントを「観察」しながら体験してみてください。
- 感情の動き: どの言葉で「おっ、いいな」と心が動いたか?
- 離脱の瞬間: どこで「面倒くさい」「怪しい」と感じて閉じたくなったか?
- 購入後の流れ: 申し込んだ後、どんなメールが届き、どうやって次の商品を提案(アップセル)されたか?
作り手としての目線を捨て、一人の消費者として心を動かされた経験。 これこそが、あなたのLPに足りない「売れる要素」の正体です。
ポイント:あえて「競合他社」は見ない
ここで一つ、重要なコツがあります。 リサーチをする際は、「自分のビジネスとは全く関係のない、別の業界」のLPを見てください。
- 同業者のLPを見ると…
- 「うわ、この言い回しウソっぽいな」
- 「ウチの方が品質は上だな」
- このように、どうしても「あら探し(プロ目線)」をしてしまい、純粋な顧客心理になれないからです。
整体院の方なら「英会話スクール」のLPを、税理士の方なら「健康食品」のLPを見てみましょう。 業界が違っても、「人がモノを買う心理プロセス」は共通しています。
「心が動いた瞬間」をストックする
他社のLPを見て、「あ、この表現うまいな」「このボタン、押したくなるな」と感じたら、それはあなたのビジネスにも使える「売れる型」です。
- 魅力的なキャッチコピー
- 安心して申し込める入力フォームのデザイン
- 追客メールのタイミング
これらをストック(保存)しておき、自分のLPに置き換えて取り入れられないか考えてみてください。 「真似ぶ(まねぶ)」は「学ぶ」の語源です。優れた構成を取り入れることは、決して悪いことではありません。
まとめ:視点を変えれば、LPは生まれ変わる
LPの反応が悪い時、多くの人は「デザイン」や「広告費」のせいにします。 しかし、本当の原因は「お客様が知りたいことではなく、あなたが言いたいことばかり書いている」点にあることがほとんどです。
一度、自分の商品を忘れ、他社のお客様になってみてください。 そこで得た「気づき」を自社のLPに反映させた瞬間、驚くほど反応が変わるはずです。
「客観的に見ようとしても、どうしても主観が入ってしまう…」 「今のLPのどこが悪いのか、プロの目で診断してほしい」
そんな時は、ぜひ私にご相談ください。 第三者の視点、そしてプロのマーケターの視点から、あなたのLPを「売れる構成」へとブラッシュアップするお手伝いをさせていただきます。
